この1、2年の間で在宅勤務が増えた人も多いのではないでしょうか。
オフィスで作業をおこなう時はそれほど気にならなかったのに、
リモート作業が増えてから肩がこるようになった人も少なくないでしょう。
肩こりが慢性化すると年中不快な思いをしながら過ごすことになります。
慢性化させないためにも、肩こりしにくい環境を整えましょう。
1.デスクと椅子の高さ
人の頭の重さは約5キロくらいと言われていて、毎日その重さを支えると思うと、
体のどこかが不調になるのもうなずけます。
ただ、正しい姿勢でいれば頭の重さに対するバランスも保たれ、肩こりの慢性化もいくらか防げるでしょう。
オフィスで作業をしている間はそれほど感じたことがなかったのに、
在宅勤務になってから肩こりがひどくなったというケースも少なくありません。
考えられる理由の1つがデスクと椅子の高さです。
オフィスで使用されている椅子やデスクは、ほとんどがオフィスワーク専用のものです。
パソコンを利用するために開発された仕様になっているために、長時間座っても疲れにくい工夫がされています。
自宅でデスクワーク用に作られた商品を使う人もいますが、多くはそれ以外のものです。
パソコンを使うための環境が整っているわけではないので、肩がこりやすくなります。
2.デスクワークは肩がこる
長時間同じ姿勢で居続けることも肩こりにつながる可能性があります。
同じ姿勢を続けて集中的に負担がかかる部分が肩や首、肩甲骨の場合、
肩こりにつながる場合があるので、注意が必要です。
また、パソコンを使用していると自然に首が前に出て肩を丸める姿勢になりがちです。
その姿勢は実は肩に負担がかかる体勢で、長い期間気がつかずにいると慢性化するおそれもあります。
在宅勤務が増えた場合、時々合間にストレッチを入れるなどして工夫をしましょう。
また、同じ姿勢でいると1部に負担がかかるので、作業中体勢を変えることを意識しましょう。
また、在宅勤務中血行不良になる冷えは肩こりの大敵です。
薄着の場合はショールやカーディガンなどを羽織り体を冷やさないように温かくして過ごしましょう。
スープやホットドリンクを飲みながら体の中から温めることも大切です。
3.座ったままできるストレッチ
肩こりになりにくい体を維持するために、適度な運動も重要です。
ただ、忙しくてなかなかスポーツをする時間がないという人もいるでしょう。
忙しい、運動が苦手…そんな人におすすめなのがストレッチです。
体力を消耗するような激しい運動ではないので、誰でも気軽に取り入れられます。
肩こりの場合、肩甲骨をほぐす動きがポイントになります。
肩甲骨同士をつけるように肩を動かすストレッチは、適度にほぐせるのでおすすめです。
手を反対側の肩の上に乗せて頭を手が乗っていない肩側に傾けるストレッチも肩こりが気になる人に最適です。
この動きをおこなうことで首の筋肉が伸びます。
ポイントはゆっくり傾けること…無理に肩につけようとすると首を痛めてしまうおそれもあるので、
気持ちが良い程度におこないましょう。
自宅で長い時間仕事をしているとストレスもたまりがちです。
時々リフレッシュタイムを挟み、リラックスしましょう。
そして、肩をゆっくり前と後ろ交互に回したり、首を回したり、座ったままできるストレッチを取り入れ、
快適に仕事をできる環境を整えましょう。
在宅勤務が増えるとストレスがたまり、肩に不調が表れることもあります。
肩こりが慢性化されると日々不快な思いをすることになるので注意が必要です。
慢性化させないためにも、ずっと同じ姿勢は避けて、座ったままできるストレッチを取り入れましょう。