人の肩周辺の筋肉の緊張は、血液循環を悪化させることになりますが、筋肉の緊張も手伝って出てくるのが肩こりの症状です。
寝ても疲れが取れないのも、肩こりから不調が生じている可能性があります。肩こりの予防と改善をすることは、健康な体づくりの第一歩です。
肩こりがひどい上に疲れが取れないのは理由がある
慢性的な肩こりは辛いものですが、疲れが取れないときにも肩こりを感じることがあります。睡眠をとっても疲れが取れないのは、自律神経が乱れていたり、頭の筋肉の疲れなども原因です。
なぜ肩こりが起きるかの原因は、血行不良と筋肉疲労が関わっています。
多くの血管が通るのが肩周辺の筋肉、筋肉が伸び縮みをすることで血液は順調に巡ります。
肩の筋肉に過剰な負担がかかれば、こわばって血管は圧迫されるので、血行も悪くなり蓄積するのが疲労物質です。
神経を溜まった乳酸などが刺激をするので、肩こり特有の症状となる、だるさなども招きます。
疲れが取れないことと肩こりは、密接に関係をしているということです。
肩こりの状態を放置すると慢性化するので、疲れが取れないだけではなく、血行はさらに悪くなります。
同じ姿勢が長時間続いたり、運動不足も肩こりの原因に
血液循環の悪さと筋肉疲労は肩こりを招きますが、疲れが取れないほどの状態になるのには原因があります。
オフィスワークで多いのは長時間のデスクワーク、座った姿勢でできる仕事は楽ですが、ずっと同じ姿勢です。
人の体の中でも頭は重さがあり、前かがみの姿勢は筋肉に負担をかけて固くなり肩こりが生じます。
運動不足は筋肉が衰えるので、肩の負担が大きくなり緊張状態は続き、血行も悪くなるため、これも疲れが取れない肩こりになる要因です。
筋肉の疲れは肩こりの症状に繋がるため、肩や首の筋肉を軽度の体操などを習慣にして鍛えるのも予防になります。
普段の生活の中で無意識のうちに前かがみの姿勢になりやすいのが現代人、パソコン作業やプライベートでのスマホチェックのときなどもそうです。
時間が経つのも忘れて同じ姿勢をとり続けないためにも、休憩を適度に入れるようにします。
疲れが取れない辛い肩こりにならないよう、軽いストレッチをするのも良い対策です。
目的は筋肉の緊張を解いて血流を良くすることなので、アスリート並みのハードな運動を目標にする必要はありません。
こまめに体を動かし普段の姿勢も意識しよう
血流の悪さや筋肉の緊張は肩こりの原因であり、肩こりは疲れが取れない症状にまで発展することがあります。
目の疲れや同じ姿勢での仕事、運動不足など様々なことが原因です。肩こりもひどくて疲れが取れない状態に歯止めをかけて、健康な状態に切り替えていく必要があります。
疲れが取れないのが肩こりからきているなら、なおさら肩こりを改善しなければなりません。
血行の悪化の改善も先決ですから、体をこまめに動かすようにすることです。
長時間のパソコン作業などの仕事でも、体操やストレッチをすればリセットすることはできます。
長時間同じ姿勢にならないためにも、1時間に1回は席を立つなど意識してみることです。
無理のない適度な運動や、入浴で血行を良くすることもできます。冷えも肩こりの原因になるので、首や肩も冷やさないことも大切です。
まとめ
冷えや姿勢の悪さに運動不足など、あらゆることが原因で起きるのが肩こりの症状です。
ひどくなると疲れが取れない状態にもなりますが、仕事環境や生活環境などの見直しも改善の対策になります。
普段から予防を意識して、肩こりを感じたら入浴や運動などで早めに解消の対策をすることです。