肩こりは現代人にとって切っても切れない悩みのひとつ、原因はパソコンを日々使う際の姿勢にあるかもしれません。
パソコン操作は意識も集中して行うため、気が付けば同じ姿勢を長時間保ちがちです。
筋肉は緊張して硬くなり負担も大きくなるため、やがて肩こりを感じ始めます。
悪い姿勢の影響を受けるメカニズムを知り肩こり改善へ!
肩こりや首こりに悩む人達の姿勢には、共通する部分があります。
パソコンを操作する人に肩こりは多いもの、無意識のうちに肩こりになりやすい姿勢になっているためです。
背中は丸くなるため猫背気味になり、パソコン操作の最中に肩は上がっています。
液晶画面を見ようと顔や顎は前に突き出した姿勢になり、キーボードの高さは肘より上にあるのも特徴です。
座ってできるデスクワークは楽ですが、反面で腰痛や肩こりに悩まされることが多いです。
仕事でのパソコン作業が長くなるほど、首や肩は凝りやすいもの、肩こりの原因がパソコンの使用でも、仕事なら使わないわけにはいきません。
集中してパソコン操作をしていると時間はあっという間に経過するもの、その間ずっと姿勢も同じままです。筋肉の緊張も同じだけ長時間になるため、血液の巡りが悪くなりさらに筋肉が硬くなります。
こうして生じるのが肩こりや腰の痛み、首の凝りなどです。
パソコンを使うときに意識したい正しい姿勢とは?
机にパソコンを置いて椅子に座りパソコンを操作するとき、肩こり対策としてできるのは、正しいパソコンへの向かい方と正しい姿勢です。
マッサージなどでほぐしても、肩こりの改善はやはり一時のもの、普段からの対策が肝心になります。
肩こりから解放された状態を目標にパソコンに向かうなら、正しい姿勢を理解して日々取り入れることです。
椅子に座るときには深く腰掛けること、床には足裏を全部つけるようにします。
ディスプレイの位置も大切、自分の目の高さより上ではなく低くすることです。液晶画面と自分との距離も調整して、40㎝以上は離すようにします。
手の位置はキーボードから近すぎず、離れ過ぎないようにすること、手は自然に届く程度が1番です。
ディスプレイとキーボードが、それぞれ独立しているデスクトップパソコンは、調整がしやすいかもしれません。
一体型のノートパソコンの場合は、適度な高さの台に乗せるなど工夫ができます。
パソコンに向き合う時の姿勢や椅子の高さを調整しよう!
人間の肩には頭部の重さものしかかっていて、頭の重さは6~7kgと意外と重量があります。
頭部の重さや肩甲骨に腕などの重さも加わるため、大きな負担のかかるのが肩の筋肉です。
やがて筋肉は疲れてしまい、血行も悪くなるため肩こりが生じます。
現代人が肩こりになる原因は、パソコンを使うときの姿勢が深く関わっているため、椅子や机の高さなども肩こり改善のポイントです。
高さの調整ができる椅子はとても便利、37~43cmくらいの高さを選ぶといいでしょう。
体重が足の裏に均等にかかるような、床に足の裏がつく高さが理想です。
肩こり予防と改善をするためにもパソコン作業では、正しい姿勢を意識することが大切になります。
1回だけではなく正しい姿勢は継続することも大事ですが、悪い姿勢は肩こりや腰痛などの原因になるためです。
椅子やパソコンの高さも自分にとってちょうどよく、加えてパソコンに向き合う姿勢も良くなると、体にも無理な負担がかからなくなります。
まとめ
パソコンが原因で肩こりになるなら、正しい姿勢に改善するのが先決です。
物理的にできることとして、パソコンを使うときの机と椅子の調整もできます。
ディスプレイの高さの調整やキーボードとの距離、肩への負担も減らせる肘かけのある椅子を使うのも一案です。
正しい姿勢を維持することが、肩こり解消に繋がるでしょう。